私たちの周りには細菌がどれくらいいるの?|東京・品川(風呂釜洗浄)

弊社は追い焚き配管の除菌洗浄(風呂釜洗浄)をする際、オプションで細菌検査をいたします。洗浄前と洗浄後にお客様の目の前で滅菌容器の封を切り(容器の中に事前に細菌がいないことの確認です)、追い焚きボタンを押して、配管内に残っているお湯を採取・測定します。

 

実を言うと、洗浄後にお客様の前で測定する瞬間が最も緊張する瞬間です。安全値(25以下)になっていると心の中でホッとします。数字はホントに嘘をつきません。洗浄剤をケチったり、時間がないからと手順を端折ったりすると、必ず悪い数値になってしまうので絶対に手は抜けません。

しかしながら・・・・疑い深い私は、「本当にこの測定器は正しい数値を出しているのだろうか?」ということと、「お風呂の数値は分かるけれど、例えばお風呂以外の数値はどれくらいなんだろう?」という好奇心がありまして、私たちの周りの水の測定をしてみました。

今回はその第一弾です。選んだものは、

①トイレの便器の水
②多摩川(丸子橋付近)の水
③洗足池(大田区)の水
④道路の側溝(ドブ)の水

です。さて、どんな結果でしょうか。。。

ちなみに浴槽での基準値は下記です。

25未満・・・良好
25~80・・・要注意
80以上・・・要改善

①トイレの便器の水

トイレは家の中で最も不衛生な場所というイメージが強いですが、実は意外と清潔です。

数値は「99」でした。お風呂的には「要改善」ですが、正直言ってこの数値以上のお宅はたくさんあります。ただ、この測定器は細菌の種類までは特定できません。当然、トイレの細菌とお風呂の細菌の種類は違いますので、一概に数値がトイレと同じだからと言って「お風呂のお湯がトイレの水より汚い」とは言い切れません。

②多摩川(丸子橋付近)の水

多摩川の丸子橋付近の水を測ってみました。田園調布や武蔵小杉の近くです。晴れがほどよく続いていたので、これが平均的な数値だと思います。

「7,018」でした。トイレの70倍です。やはりそれなりに細菌がいます。細菌というよりも微生物といった方が理解しやすいですね。微生物が存在しないとこれを餌にするミジンコやボウフラが発生しませんし、それを食べる魚も育ちませんから、納得できる数値です。残念ながらお風呂でこのくらいの数値を見たことがあります。お風呂で考えるとかなり危険水域です。

③洗足池(大田区)の水

東急池上線沿線にある風光明媚な池です。

意外な数値「598」。多摩川と比べて圧倒的に少ないです。もしかしたら試薬の感度が下がっていたか?という気もしなくないのですが、後で調べてみたら洗足池は湧水らしいので、なんとなく納得できる気もします。お風呂では築10年くらいでこれくらいの数値が出てきます。

④道路の側溝(ドブの水)

住宅地のドブで試薬持ってウロウロしてたので、少々危ない人に思われたかもしれません。

数値は予想通り「35,100」とケタが違いました。でも実はこの数値もお風呂であったんです。相当な異常値だったのですが、残念ながら「高温差し湯タイプ」だったので洗浄できませんでした。金具部分は入念に洗浄しましたので多少よくなりましたが、ご依頼主様は引っ越しの検討を始められました。。

以上、「私たちの周りに細菌はどれくらいいるの?」第一弾でした!(第二弾はこちら!

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