お風呂のお湯が臭くなる理由|東京の追い焚き配管洗浄
こんにちは、城南住宅衛生の折原です。本日は品川区の築14年目のマンションでお風呂のおいだき配管洗浄と浴槽裏(エプロン裏)の高圧洗浄をさせていただきました。ご用命いただきましてありがとうございました。メゾネット系のマンションだったのですが、一戸建ての感覚でとても住みやすそうでした。マンションの良さと戸建の良さが合わさっていますね。。
さて、弊社では日夜、ご家庭のお風呂の「追い焚き配管」を洗っておりますが、それではこの部分をずっと放っておくとどうなるでしょうか?
時期はご家庭によって様々ですが、いつかは先日のブログにも書きました<ステージ5>の状態になり、お湯を入れる段階から黒や緑色のワカメのようなヒラヒラした汚れが出てきてしまいます。こうなるとお風呂に入りたくなくなりますし、気持ち悪いですよね。
そしてこの段階になると顕著に出てくる現象に「臭気」があります。つまり「ドブ臭い」「生臭い」という匂いです。
もうこうなってしまうとたいていのお宅は「自動湯はり」をやめてしまって、シャワーでお湯をためるようになります。そして弊社などの専門業者にご依頼が来ます。
さて、それではなんでお湯が臭くなるのでしょうか・・・答えはお湯の中で猛烈に繁殖している「雑菌」のせいです。
追い焚き配管はご家庭の水回りの中で唯一、人の身体に触れながら循環してしまう配管です。そのため、身体に付着している様々な雑菌、緑のう菌や黄色ブドウ球菌、大腸菌、果てはちょっと危ないレジオネラ属菌などが水中にばらまかれています。
しかもそれらの雑菌にまみれたお湯は配管の中に残りますので、翌日きれいなお湯をはっても、またドバっと混ざってしまいます。
ちなみに雑菌の繁殖力はものすごく、弊社HPの「お風呂の雑菌の話」の中にある通り、たった一晩で7,000倍に増えてしまいます。
ではこれらの雑菌が増えるとなんでお湯が臭くなるのでしょうか?
実は生き物には「好気性の生き物」と「嫌気性の生き物」があり、人間は好気性、つまり空気を好む(というか無くては死んでしまう)生き物です。ところがお湯の中にいる生き物は嫌気性で、空気を嫌います。そして嫌気性の微生物は硫化水素などを吐き出します。
そう、その硫化水素こそが「クサいにおい」なんです。ドブのにおいとよく言いますが、ドブにはこの嫌気性微生物が大量にいることがあり、それで臭くなります。汚れとはちょっと違いますが、温泉の「卵の腐ったにおい」も硫化水素です。
ちなみに私たちが「クサい」と感じているのは人間が好気性の生き物だからであり、異質の生き物である嫌気性微生物の発する気体を勝手にクサいと思っているのに他なりません。
まあ、いずれにせよ、嫌気性微生物が大量に発生するとそれらの微生物が硫化水素を発生させ、人が嗅ぐと「くっせぇ~」となるわけです。
それを是正するにはやはり元を絶たないとダメです。つまり、配管の中にいる雑菌をしっかり「除菌」して、こびりついて雑菌のエサになっている皮脂や垢、石鹸カスなどの汚れをしっかり「洗浄」することです。
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