入浴剤は給湯器を痛めるのか?

よく「入浴剤を使うと給湯器(風呂釜)を痛めると聞きましたが本当ですか?」とお客様からご質問を受けます。

毎日入浴剤をお使いになっているお風呂を例にとってみてみましょう。

東京・目黒区の築7年目のマンションでの風呂釜追い焚き配管洗浄の事例です。ご依頼者様は4人家族で新築時からお住まいです。冬場は毎日お湯をはって入浴剤を使用されていました。

循環アダプターを外した時に入浴剤を使っているかいないかが判別できます。

この雪のような白いものが入浴剤の痕跡です。非常に細かい粉なので、様々なところに入り込みます。

ちなみにこれが入浴剤の粉を取り除いた状態です。

この状態がおいだき配管や給湯器内部にも起きているとお考えいただければ、入浴剤が配管を汚すことは間違いないですね。(これはおいだき配管から出てきた汚れです。)

では次に「痛める」についてですが、これはどんな現象のことを「給湯器を痛める」というかというと、給湯器内部の熱交換器と呼ばれる部分の酸化を意味しています。つまりサビるということですね。

熱交換器が錆びるのはイオウ系やソルト系の入浴剤を使う場合に起きます。熱交換器は金属製です。金属は塩水に漬けたら錆びますよね。それと同じです。

では結論。

入浴剤は給湯器を痛めるのか?

「給湯器を痛める入浴剤はイオウや塩が入っている入浴剤です。ただ、すべての入浴剤は給湯器を汚します。」

ということで、大雑把に言うと「入浴剤はあまり使わない方がいい」ということですね。

詳細はこちらにも掲載しています→「入浴剤って使っていいの?

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