追い焚きの仕組みってどんなの?
こんにちは、城南住宅衛生の折原です。本日は東京・大田区の築13年目のマンションでお風呂の追い焚き配管洗浄(風呂釜洗浄)と浴槽裏(エプロン裏)の高圧洗浄をさせていただきました。ご用命いただきましてありがとうございました。
さて、今回はマメ知識ということで、お風呂の追い焚きの仕組みをお話しします。
よくお客様から「おいだきってどんな風になっているんですか?」とか「え?お風呂と外の給湯器ってつながってるんですか?」などのご質問をいただきます。
また、弊社では風呂釜洗浄をする前に給湯器の型番を拝見させていただくのですが、「給湯器って何ですか??」とか「うちには給湯器はありません!」というお答えをいただく場合もあります。。。
それだけ「給湯器」の存在や仕組みは知られていないということですね。。。
昔は給湯器のことを「瞬間湯沸かし器」と言ったり「風呂釜」なんて言っていました。前者は主に台所にあったこんなやつです。台所のお湯はこれで作られていたわけです。
お風呂には後者の「風呂釜」なる給湯器が鎮座しており、それでお風呂を沸かしていました。懐かしいですね。
つまり、昔はそれぞれの場所に給湯器があったわけです。ですから給湯器の存在はしっかりと分かっていました。ところが、近年では一つの給湯器でご家庭内のすべてのお湯を作っているほか、床暖房や浴室乾燥などにも利用されている、いわば「万能選手」になったわけです。
そしてそれは給湯器を室内から室外に追いやりました。そのために給湯器の存在を知らない方が増えたというわけです。
一戸建ての場合は通常、家の裏などの外壁に付いています。またマンションでは玄関かバルコニーにあります。普通のバルコニーにあるのなら何となく存在は知っていると思いますが、エアコンの室外機しか置いていない「サービスバルコニー」にある場合、一度も確認したことがない、なんていう場合も多いです。それが「うちには給湯器はありません!」とおっしゃる方です。(笑)
その給湯器からは直径2センチくらいの細い管が出ていて、それが床の下や壁伝いに洗面所やお風呂、台所とつながっています。
ガス給湯器とお風呂の関係を例に簡単に図解しますとこんな感じです。右のオレンジの四角が給湯器です。上水道から来たお水は給湯釜で1200℃のガスの炎で温められ、青い矢印の方向に管を通ってお風呂の一つ穴の部分から注がれます。これが「自動湯はり」をした状態です。
追い焚きをする場合は、お風呂のお湯が片方の管(戻り配管といいます)から赤い矢印に進み、「追い焚き釜」で温められ、もう一つの管(往き配管といいます)を通って再びお風呂に戻ってきます。
弊社でおこなっている「風呂釜追い焚き配管洗浄」は、この赤い矢印部分の配管をすべて洗浄するということです。この部分だけは人の垢や汗、皮脂、石鹸カスや入浴剤などがグルグルと循環するから汚れるわけですね。
ご家庭内で唯一、お湯が循環してしまう追い焚き配管。。。
小さい赤ちゃんがいらっしゃるご家庭、ご年配の方がいらっしゃるご家庭、アトピーの方や、引っ越したばかりの方など、お風呂の衛生環境が気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください!
城南住宅衛生
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