お風呂配管の自動洗浄機能、その効果は？｜東京の追い焚き配管掃除

こんばんは、城南住宅衛生の折原です。本日は大田区の築11年目のマンションでお風呂の追い焚き配管洗浄と浴槽裏（エプロン裏）の高圧洗浄をさせていただきました。ご用命いただきましてありがとうございました。

最近お客様からよく言われるお話の中に「うちのお風呂は自動洗浄機能が付いてるから配管は汚れてないのでは？」とのご質問があります。それに対して弊社では「もちろん無いよりはあった方がいいですが、正直言ってほとんど効果はありません」とお答えしています。

何故そんなことが言えるのかと申しますと、何度も自動洗浄機能のお風呂を洗浄した経験があるからです。と言いますか築10年以内くらいのお宅ではほとんど自動洗浄が付いています。しかしどのお宅でも追い焚き配管は汚れています。

例えばこのお宅は、追い焚きをするたびに自動洗浄してくれる優れものの給湯器なのですが、洗浄してみるとこんなに汚れていました。

例えばこのお宅････実はお恥ずかしながら私の自宅ですが、自動洗浄機能が付いていながら、このように汚れが出てきました。。

ということなんです。

ではなぜ「自動洗浄」とうたっているのにきれいにならないのか、なのですが、実は自動洗浄といっても別に洗浄剤を使っているわけではありません。ただ10リットルのお湯を配管に流すだけなんです。そう、それだけなんです。

ここで給湯器の構造をみてみましょう。

お風呂の配管は２つの系統があります。１つは右側の青い矢印の「給湯配管」です。もう１つは左側の赤と青の矢印の「追い焚き配管」です。赤い矢印の通り、追い焚き配管はループ（循環）していますので、ここが汚れるわけです。一方、給湯配管は上水道からの一方通行なので基本的に配管は汚れません。

ここで自動洗浄機能の話に戻ります。自動洗浄の10リットルのお湯は「給湯配管」からやってきます。お風呂の配管というのは、追い焚き配管が給湯配管と兼務になっています。つまり自動湯はりをする時は青の矢印のように、追い焚き配管の2本の管からお湯がやって来ます。

これでお分かりでしょうか。。。実は自動配管洗浄というのは、洗浄と言ってもこの部分にただお湯を流しているだけなんです。

ですから、あまり「自動洗浄」という言葉を過信せず、しっかりお掃除はしたいものです。

プロによるお風呂のおいだき配管の除菌洗浄（風呂釜洗浄）は１年に１回が目安です。お風呂の細菌撲滅を目指して明日も頑張ります！

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