お風呂が臭う・濁る原因（追い焚き配管のお掃除）

こんばんは、城南住宅衛生の折原です。本日は少し遠出をいたしまして横浜市の築16年目の戸建住宅で追いだき配管のお掃除をさせていただきました。ご用命いただきましてありがとうございました。

今回のご依頼者様は3人家族で、お湯をためて追い焚きをすると糸くずのような汚れが出てきたり、翌日追い焚きをするとドブのような臭いがしてきたそうで、お子様も「臭くて入りたくない」とおっしゃっていたほど。そのため最近は「追い焚き禁止令」が出ていたそうです。症状をお聞きした限り「これはかなり時間がかかりそう」との第一印象。

ではまずは循環アダプター（循環金具）の様子をみてみましょう。だいたい循環アダプターの汚れ具合で全体の汚れ具合も分かります。実はこちらのお宅は4～5年前にお風呂のフルリフォームをされており、給湯器も交換されています。その時に循環アダプターも交換しているため、なかなかきれいでした。循環口のところにやや湯垢が付着していましたが、全体的にはあまり問題ない状態。

次に追い炊き配管および給湯器（風呂釜）内部の洗浄です。いつもの通り時間をかけてじっくり汚れをはがしていきます。これは汚れの出始めです。

汚れが出てきましたが、あまり多くはないです。戸建住宅は配管が短いので比較的汚れも少ないのですが、症状からするともっと汚れていてよさそうですが･･･うーむ。。

念のため2回目の洗浄です。また汚れが出てきました。少しこびりつきが強かったようですね。

ご依頼者様からは「思ったよりは汚れは少ないですね」「もっと黒い汚れが出てくると思っていました」とのご感想です。結構皆さん「黒い汚れ」を想像していることが多いのですが、追い焚き配管の汚れの本来の色はベージュなので、あまりグロテスクではありません。期待外れという方もいらっしゃいますし、（グロいとげんなりするので）こんな色でよかったという方もいらっしゃいます。

お風呂の追い焚きの汚れ具合はさまざまなパターンがあります。たくさん汚れが出てくる場合、お湯も臭かったり濁ったりするのは確かなのですが、今回のような場合もあるということですね。これを紐解きますと、お湯の中の雑菌の「繁殖度合い」の問題と想像されます。雑菌というのは幾何学的に繁殖（解説はこれ）しますので、たまたまお湯に汗などの多くの栄養分が入ったまま翌日を迎えますと、恐ろしいくらい雑菌だらけになる場合があります。雑菌は硫化水素を作りますのでそれが「ドブ臭さ」になるわけです。

2回の洗浄で3時間かかりましたが、これで配管もすっきりきれいになりました。

お風呂のおいだき配管の除菌洗浄（風呂釜洗浄）は１年に１回が目安です。お風呂の細菌撲滅を目指して明日も頑張ります！

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城南住宅衛生
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