入浴した翌日に発熱した(東京・風呂釜追い焚き配管洗浄)
今回はちょっとドキッとする報告です。
ご依頼者様によると、ご主人様が久しぶりに入浴をしたら翌日に発熱。こんな時期なのでPCR検査をしましたが陰性。そしてすぐに熱もおさまりました。
しばらくしてまた入浴したら、また翌日に発熱。またすぐにおさまりました。
奥様はそこで「お風呂が原因では?」と思い、弊社にご相談が来ました。
「もしやレジオネラ症」?
レジオネラ症とは風呂釜洗浄業者なら誰でも知っている、ちょっとやっかいな感染症です。
レジオネラ症には重症の「レジオネラ肺炎」と軽症の「ポンティアック熱」があります。(厚生労働省のホームページに詳しいことが出ています)
レジオネラ肺炎は文字通り肺炎の症状が出ますが、ポンティアック熱は突然の発熱、悪寒、筋肉痛などの風邪のような症状が出たと思ったら、なぜかすぐにおさまります。
私は医者ではありませんので不用意なことは言えませんが、ご主人の症状はポンティアック熱に似ているな、という印象を持ちました。
レジオネラ症にならないためにはレジオネラ属菌の発生源を断つことが重要です。もし万が一、レジオネラ属菌がお風呂で発生しているなら、「おいだき配管」が一番怪しい場所ですので、おいだき配管を除菌洗浄し、バイオフィルム(生物膜=ヌメリ)を除去することが求められます。
つまり我々のお仕事がそれにあたるわけです。
レジオネラ属菌がいるかもしれないとの想定で気を引き締めて洗浄に入りました。
これがおいだき配管の汚れです。この感じだと配管にバイオフィルムが形成されていたのは間違いなさそうです。洗浄には専用の薬剤を使うわけですが、その際に雑菌は99%死滅します。
念のため一旦お湯を流してもう再度洗浄を繰り返しました。
雑菌のエサになる皮脂汚れを除去するとともに、バイオフィルムをしっかりと溶かし出し、任務完了です。
レジオネラ症は温浴施設などでたまに集団感染が起きたりしますが、ご家庭のお風呂でも発生する可能性はあります。もし心配な方がいらっしゃったらぜひご相談ください。
城南住宅衛生
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