おいだき配管、往きと戻りを逆に取り付けるとどうなる?|東京・風呂釜洗浄

おいだき配管というのは、お風呂側からみると図のように2本の管で成り立っています。実際に給湯器本体の下を見てみると「往」「戻」と書いてあるのですぐに分かると思いますが、戻り配管で浴槽のお湯を給湯器に戻して、バーナー(ガスの場合)で温めてから往き配管を通って再度浴槽に送ります。

ところでこの配管、「往き」と「戻り」を間違えて逆に取り付けるとどうなるでしょう?

答えは・・・「築20年くらいまでの住宅ならほぼ問題ありません」です。近年の循環アダプターは「無極性」なのでどっちをどう取り付けても全く問題はありません。

ところが・・・・・20年以上前の昔の循環アダプターには極性があって、逆に取り付けると問題が生じるものがあります。

今回の洗浄事例でありました。こちらは目黒区の築23年目のマンションで、昨年給湯器を交換されました。おそらくその際に、取り付け業者さんが間違えて往き配管と戻り配管を逆に取り付けてしまったようです。

では何が問題かと言いますと、この循環アダプターの場合、逆に取り付けをすると浴槽のお湯を「フィルター(金網)」を通さず給湯器に持って行ってしまうため、髪の毛やゴミなどが容易に配管の中に侵入してしまいます。

配管の中に異物が侵入するということが余りよろしくないというのは容易に想像できますよね。ちなみに最初、なんでフィルターの内側にゴミが付いてるのかなーと思ったのですが、逆配管を見て納得です。配管に侵入したゴミがまたお風呂に戻ってきたわけです。でもそこには通常無いはずの「フィルター」があるのですから、浴槽に放出されることなくフィルターで止まっていたわけです。

ということで、ご依頼者様には取り付け業者さんに「逆配管」の旨をお伝えするようご説明し、おいだき配管についてはしっかり洗浄させていただきました。

では、明日も頑張ります!

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